家族が集い、健康と幸せの礎とする「食卓」をより良いものにするお手伝いをしたい。これまで、それぞれの立場から家族の在り方や健康に向き合ってきた立場の異なる3者が、共通の課題に向き合い、新たな取り組みがはじまりました。
「らくらく食卓を考える会」はNPO法人ファザーリング・ジャパン、株式会社ママプロジェクトJapan、ブラウン ハウスホールドのコラボレーションによる啓発プロジェクトです。
「楽ちん」で「楽しい」
家庭の料理・食事・家事
私たちは家庭の「食卓」を、食べるだけでなく、料理など食事の準備や、皿洗いなど後片付けを含めたトータルの時間、空間としてとらえます。すべて通して“楽ちん”で“楽しい”食生活を考えるのが、「らくらく食卓」のプロジェクトです。
とはいえ、家族のあり方が多様化しているように、最適な「食卓」の形も家庭により異なります。私たちは、古い家族像のような固定観念にとらわれず、それぞれに合った 「らくらく食卓」をみつけるヒントを提供します。
本プラグラムにご賛同いただいた、
家族の未来をつくる活動をされている2者に、
それぞれが考える「らくらく食卓」について
お話をうかがいました。
仕事も家事も協業が進んでいると言われている
日本の家庭において、
食卓に関する実情をを調査しました。
※ブラウン ハウスホールド調べ 調査時期2021年5月
全般的に家事の役割を担っているのは圧倒的に女性ですが、特に「料理」は最もその傾向が強い項目です。既婚女性の82.6%が、料理を9割以上を行っていると回答しました(上図)。次に偏りが大きい「洗濯(9割以上分担が68.9%)」を10ポイント以上離しています。
料理は掃除や洗濯と比べ、スキルや経験値が必要で、活動時間も制限されます。家電に任せられる領域も少ないため、分担の意識が高い家庭でも、偏りが生じやすいものと考えられます。
一方、「夫婦間の家事分担の割合について、適切ではないと感じているものを選んでください」の質問に対して、「料理」を挙げた女性は21.4%にとどまりました(「食事の後片付け」の22.3%に次いで2位)。女性の大半は、自分が料理を担当する現状を受け入れていることがわかります。調査結果は、夫婦どちらか一方に負担が偏ることなく、料理を分担することの難しさを裏付けています。
料理のストレスを軽減するための対策を女性に聞くと、「普段料理をしない夫がもっと料理をする」と「特にない。余計なことはしないほうがいい」がともに20.4%。1位は「献立を夫婦で一緒に考える」の24.3%となりました。苦手な料理に参加するばかりが、ストレス軽減になるとは限らないようです。
食事の準備から後片付けまで、料理を中心とする食卓まわりの家事では、特にどんなことがストレスになっているのか?を聞きました。1位「献立を考えること(40.0%)」、2位「食器洗い(22.0%)」となっているように、料理そのものより、前後の作業のストレスが大きいことがわかりました。
夫婦で共に食卓のストレスを軽減するヒントがありそうです。
=みんなのらくらく食卓
一緒に住む家族との毎日の食卓、遠くに住む家族とのたまの食卓、食卓だけ一緒に囲む友人、台所を手伝ってくれるヘルパーさん。
食卓づくりはいろんな形があるけれど、とにかく、一人で全部背負うのはもうやめませんか?
まずは関心を寄せること、「おいしいね」「おいしかったよ」を共有すること、できることだけでも手を貸すこと、そして、使える“便利”は使い倒すこと!
無理矢理、イヤイヤ「やらされる」ではなく、楽しく、らくに食卓をつくろう。
それがこれからの「みんなのらくらく食卓」。
食卓の在り方は各家庭それぞれ。「らくらく食卓を考える会」では、各家庭に合った「らくらく食卓」(協働)の在り方を探すことが重要だと考えます。
まずは最適な協働タイプを探してみることから始めてみてはいかがでしょうか?
家事の中で特に負荷が高い「料理」。その理由は、手間が多いうえに「テクニック」が必要だからです。今まで包丁を握ったことのない家族が、いきなり料理を手伝うのは難しいので、『献立』~『後片付け』までの「食卓」というプロセスで家族の協働を考えてみましょう。
家族がリビングに顔を合わせられる週末に「献立会議」を開いてみませんか。先週美味しかった献立は何だったか。今週は何を食べたいか。家族が「献立」をテーマに会話をすることで、食卓がストレスフリーになるだけでなく、お互いをより深く理解し、もっと仲良くなれるチャンスにもなります。
食卓に並んだ料理。「食べるだけ参加」の家族も、たまにはスーパーへ一緒に買い出しに行きませんか。まるで冒険をする感覚で、家族で相談し合いながら食材をハンティングすれば、出来上がった料理への思い入れがより深まり、もっと美味しく感じること間違いなし。
「手間を掛けること = 愛情」という考え方は捨て、料理とその前後の面倒な部分は、どんどん家電にアウトソースしましょう。工程がらくになれば、時短ができ、浮いた時間でよりゆっくり食卓を囲んだり、他のことをする余裕が生まれます。手間を省くことの罪悪感から解放されましょう。
食事のたびに、毎回「献立を考えることから後片付け」までやるのはとても大変。そんなストレスを激減してくれる秘訣が、「献立~仕込みまでを一週間ぶんまとめてやってしまうこと」。それさえ済めば、あとは毎食、仕上げと後片付けだけの“らくらく食卓”が実現します。
新しい調理家電。お金も掛かるし、覚えるのが大変そう…。それに私、そんなに料理得意じゃないし…。なんて思っている人、いませんか? 調理家電ってじつは真逆で、料理が苦手な人こそ、その苦手を補ってくれるツールなんです。テクニックの要る部分を家電に任せれば、料理がらくに、楽しくなること請け合い。
慣れない家族が、家族のために一念発起して作った料理。それなのに、「あまり美味しくないね」なんて言われたら、「二度とするもんか」ってなっちゃいますよね。家族が協力し合って料理に参加するコツは、「結果ではなく、プロセスを褒め合うこと」。家族にも、自分にも。まずはやる気になったことを褒めてあげましょう。
「食器は、食べたらすぐに洗う”べき”」「シンクに洗い物は溜めない”べき”」。そんな”べき”にしばられると、結局料理が面倒なものになってしまいます。後片付けは、出来るタイミングでやれる人がやったらいい。食卓の最後の工程である後片付けこそ、気楽に構えてなるべくストレスから解放されましょう。
1台8役!業界初スマートスピードテクノロジー搭載。握る力を変えるだけで、スピード調整自由自在。アクティブブレードテクノロジー搭載で更に使いやすくなりました。
料理は「献立」「買い物」「仕込み」「仕上げ」「食べる」「後片付け」のサイクルの繰り返し。毎日の面倒な料理サイクルを少しでも楽にするため、調理家電を使って、週1回で1週間分の食材を「仕込む」利用法を提案します。料理が苦手な方でも、驚くほど簡単に、しかも美しく、野菜の千切りやみじん切りが完成します。パートナーや子どもとの「食卓の協働」を実践するのに最適なアイテムです。
味付けを変えて、さまざまな料理に活用できる「常備パーツ」は、献立を考える作業を助け、栄養バランスをとりつつレパートリーを増やせるなど、食卓のサイクルで生じるさまざまなストレスを軽減します。
「らくらく食卓」をお手伝いするための、デロンギとABC Styleからの新提案です。
週末のたった1時間で、平日5日分の食材の仕込みを済ませてしまいましょう。「まぜる」「スライス」「泡立てる」「つぶす」「きざむ」「千切り」「こねる」の1台7役のBRAUNマルチクイックハンドブレンダーなら、それが可能です。料理時間が短縮されて、毎日献立を考えたり、下ごしらえをするストレスがなくなります。
ABCクッキングが考案した栄養豊富で多彩なレシピが、豊かな食生活を演出。日々の生活に余裕を生み、ライフスタイルをアップデートするお手伝いをします。
コロナ禍がキッカケで、家族の過ごし方が大きく変わった。そんな話をよく耳にします。「通勤時間が無くなったぶん、家族で一緒に居られる時間が増えた」なんて喜びの声があるいっぽうで、「ますます家事の負担が増えた」「家に居るのに、家族が手伝ってくれない」など、ますますストレスフルになってしまった、という家族も。『らくらく食卓を考える会』は、こうした家庭の、特に負担になっている「食卓」をもっと楽しいものに、らくなものにしてほしい、という想いで生まれました。私たちがたどり着いたその解決策は、家族の分担を「料理の協力から、食卓の協働に変化させること」。
家族の形は、10の家族があれば、10通りあります。つまり、「らくらく食卓」の形も、それぞれの家族で異なるということ。「料理を手伝う」という視点では、技量的にも物理的にも難しいという家庭も多いはず。そこで、食卓を「料理」という一場面ではなく、「献立~後片付け」までプロセスに分解することで、家族みんなが参加できる、協働できる8つのノウハウに纏めました。でも、一番の秘訣は、「らくに構えること」。いきなりアレもコレもと気構えるのではなく、出来ることを少しずつ。このノウハウが一つでも多くの家庭をらくらくにし、楽しい食卓づくりの一助になることを願ってやみません。
ブラウンは見た目の良さだけではなく
人間工学に基づいた最高の使い心地を追求し
完璧なフォルムと機能の両立を実現しました。
※2020年度46か国において「ハンドブレンダー」カテゴリ金額シェアリーダー / 独立調査機関調べ
シャフトが上下に伸縮することで、固い食材もあっという間に撹拌。
食材を細かく均一に撹拌し、滑らかに仕上げます。
*1 シャフトが上下に伸縮するアクティブブレードテクノロジーを搭載。
ブレンダーの回転刃カバーには飛び散りを防止する独自の設計を採用。
キッチンや衣服を汚す心配が少なく、いつでもどこでも安心してお使いいただけます。
握る力を変えるだけでスピード調整自由自在。
スイッチを弱めに握ると食感を残した仕上がり、強めに握るとなめらかな仕上がりで、自分好みの食感も思いのままに。
「らくをする」ことに
罪悪感を持っちゃダメ!
3人の子どもに恵まれ、第一子、第二子をお受験塾に入れずに都内の国立小学校に合格させた経験より、幼児教室講師、そろばん教室運営として教育業界にて勤務。一時、子育てに軸をおいた働き方を選んだ事でキャリアが途絶えたが、その経験を敢えてキャリアに変えて起業する。
新しいものを積極的に取り入れて
「らくらく食卓」を実現しよう!
コロナ禍以降、テレワークでお父さんが家に居るようになったり、「家庭の在り方」が変わった、という声を多く聞きます。良いことばかりじゃなくて、奥さんが旦那さんに「家に居るならお皿くらい洗ってよ」とキツく言ってしまい、夫婦関係がこじれたとか。
こういう時代に求められるのは、働き方だけじゃなくて家庭内においても「新しい習慣を取り入れる柔軟性」だと思うんです。たとえば、外食が出来ない代わりに家で食事をする機会が増えたときに、これまでなら食べたらすぐにお皿を洗うのが当たり前の家庭でも、毎食後となるとしんどいですよね。そんな時は、「いいんじゃない、明日の朝でも」という割り切りがあっても悪くない。家族がお互いに理想を押しつけ過ぎない寛容さが欲しいですね。
それと同じで、私の周りでも結構、「手間の掛かった料理を作ること = 愛情料理」という固定観念に囚われている人が多いんですが、私はこの考え方に大反対。「新しい道具を積極的に活用して、ラクをして美味しいものを作る」で十分じゃないですか。BRAUNハンドブレンダーは、心強い味方の最たるものですよね。もちろん時短にもなるし、これまでキッチンに立ってこなかった料理初心者の家族でも、上手にみじん切りやスライスが出来るので家族のコミュニケーションも活発になります。
わが家は、「ラクはしても、手作りを食べること」を大切にしてきました。たとえ、うどんを茹でて冷凍庫のお肉を炒めて乗せるだけだとしても、出来合いのお弁当で済ませるよりは、食べたいものを作って食べる文化があります。また、子どもはもう高校生なので、部活や友達との付き合いで平日は別々なことも多いですが、今でも週末は必ず家族で食卓を囲みますね。作って食べる。食卓を一緒に囲む。それが家族の形の根っこだと感じています。
旦那さんやお子さんなど、料理初心者の家族が積極的に料理をするようになるコツは、「後片づけまで強要しない」ことですね。楽しめる工程だけやって、一品作っておしまいでも万々歳。ハードルを上げないことが肝心です。あとは意外に、「キッチンのどこに何があるか分からない」という状態はストレスなので、棚の側面にラベリングしてみたり、キッチンの状況を”見える化”してあげることもお勧めです。無駄な手間を省いて、1時間で1週間ぶんの仕込みを行う「みんなのらくらく食卓プログラム」を実践して、家族の時間をもっともっと楽しんでほしいな、と思います。
家族で食卓を囲むことで
「やさしさ」UP!?
NPO法人ファザーリングジャパン、秘密結社主夫の友(広報担当)、NPO法人イクメンクラブ、日本パパ料理協会で活動。
テレビやラジオの「放送作家」をしながらの「兼業主夫」。「旗の台BAL Cero」のオーナーで、毎月開催しているイクメンイベントは66回を数える。
肩の力を抜いて家族みんなが嬉しい「らくらく食卓」を
「家族みんなでごはんを食べること」よりも仕事のほうが優先されて、「食卓を囲む」こと自体が少ないというケースが、日本の家庭にはままありますよね。僕はそれって、個々の家庭の問題というより、社会全体が「食卓の力」というものを軽視している結果だと思っているんです。個人に聞けば、「本当は夕食くらい、家族そろって食べたい」という人のほうが圧倒的に多い。でも会社に行くと無言の圧力を感じて、ついつい仕事や付き合いを優先してしまうという。「出来れば家族一緒に食べたい」じゃなくて、「家族で一緒に食べるのが当たり前」くらいの価値観に社会がシフトチェンジしないとダメだし、そこを目指して、僕たちは活動しています。
では、なんで家族で一緒にごはんを食べることが大事なのか。それは、「自分だけ良ければいい」という独りよがりではなく、「みんなに目を配る」というやさしさを育むからです。家族って、社会の最小構成単位なんですよね。食卓を囲むには、誰かが料理をする必要がある。あるいは買い物に行って食材を仕入れる必要がある。誰かがそれをするために、家族の別の誰かがサポートすることもある。そうして、家族が連携してのチームプレーが行われるんです。こういう家族で育った子どもは、社会がさまざまな立場の人たちの連携プレーがあって初めて成り立っていることに意識が向くんですね。
ファザーリング・ジャパンでは、「トモショクProject」という、家族で一緒にごはんを食べるための変革の取り組みをやっています。家族といえども、一緒にごはんを食べる時間って「有限」なんです。普段の何気ない生活だとなかなか考えないけど、「この子とあと何度、一緒にごはんを食べられるだろう」と思いを馳せれば、それが意外に少ないことにはっとする。そうするとその時間がもっと愛おしくなるだろうし、こういう気持ちをみんなが持ってくれたら、社会全体が「食卓を囲む」ことの価値にもっともっと気づくはずなんです。
ニューノーマルという時代が来て、これからの家族の形は、もっともっと多様化していくと思います。何もかもが不安定な時代。こんな時こそ、家族がフレキシブルに対話して最適な形を見つけることが大事です。最近、わが家の高校生の娘が、突然ビーガンに目覚めたんです。うちはもともと僕が料理担当なので、今ではまず、娘に合わせて献立を考えて、そこに他の家族のための肉や魚を足す、という考え方を取っています。家族と言えども別の人格、別の趣向。「受け入れる」ことから、家族がはじまるんじゃないかな。BRAUNハンドブレンダーで「らくらく食卓」を実現して、共に過ごす時間をより有意義なものにしてもらいたいですね。